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黒縁メガネをかけていてつり目のせいで顔全体がキツく見えるが、会長と話す時の笑顔が今までで見た人とは比べられない程かっこよく見えて…。
会長と副会長と春斗が何か話ているが耳に入らず、ただ副会長を見つめていた。
「ところでこの可愛らしい子は誰?蓮。」
可愛らしい子?
副会長は僕の方を見ながら会長に聞く。
「えっ?知らねぇ。」
「チッ…この役立たずが…。」
ボソボソと聞こえるか聞こえないかぐらいでそう言った気がするが…僕の気のせいかな?
「初めまして。黒川総太と申します。貴方のお名前は?」
副会長は僕に笑いかけながら聞いてくる。
「えっ!!?///ぼっ、僕ですか? 白石恭です…。」
僕の頬は自然と赤くなり恥ずかしくて副会長と目が合わせられない。
「恭…。良い名前だね。」
また僕に向かって笑いかける。
しかも名前まで褒めてくれた。
「~っ!?//ありがとうございます//」
僕は頬を染めながらも副会長をちゃんと見つめてはにかむ。
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