47人が本棚に入れています
本棚に追加
街は大分荒れていた。
人々が逃げ惑った痕跡か目に写った。
散乱した不要物…、
価値なき腐敗物…、
それらが辺りを覆い尽くしていた。
それだけで充分異様である…、
しかし、それだけではない。
何かが違う…、
何かが圧倒的に違っているのだ…。
周りには少なからず人がいた。
いつも通り、というより俺と同じように皆辺りを見回しながら歩いていた。
子供も…大人も…老人も…、
しかしそれらと俺は何かが違っていた。
何かが…、
そう、何かがだ、
最初のコメントを投稿しよう!