1 出会い

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工藤嵩也は、同じ陸上部の可愛い後輩だった。 ―そう。だったのだ。 「せんぱぁい💓」 なんてワンコのように走ってくる姿は、可愛くて好きだった。 だけど、この「出会い」を忘れている事を知った瞬間、豹変した。 「へぇ?先輩、忘れたんだ?」 笑ってるのに、笑ってない。―解る?そんな怖い空気。
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