Age18,June*:・☆゚

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きっかけは一冊の求人誌。 6月のある日曜日 緊張しながら担当者に電話をかけた。 そしたら早速、今日面接に来て欲しいとのこと。 私は支度した。 とりあえずいつもより濃いめに化粧して それから薄ピンクのマニキュアを手と足の爪に塗り 駅前のデパートでハンカチとストッキングとポーチを買った。 Gジャンと黒いパンツを着ていたが、 おかしくないかと思って街中で何度も何度も鏡を見た。 あるビルの地下一階にあったそのお店。 まだネオンの電気がついてない6時頃。 私は扉を開けることがどうしてもできなくて 店の前で20分くらい過ごした。 もう約束の時間だと思い 汗ばんだ手で重いドアを開けた。 カラカラカランと 音が鳴って 目の前にはカウンターがあった。 ついに来てしまったと私は急に怖くなった。 だけど、その時ちょっとだけワクワクしていたのも嘘じゃない。
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