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      タツ「ちょ、何ゆうてんの!?」   シロ「なんやねん、お前ほんま…。」   ゴリラ「スバ…いったいどないしたんよ。」   スバ「…っ…分からんねん俺、もう分からへん!」   ゴリラ「…」   スバ「シロブタなんかどうでもいいねん!やのにっ…胸が苦しい!もうっ分からんねん!!」   ダッ…   スバは走って部屋を飛び出していった。   ゴリラ「スバ!!ちょっと待ちぃ!!」   シロ「おいっ!何してんねん!安静にしとけよ!!」     ゴリラがスバを追いかけようとしたところをシロブタがベッドに押さえ付けた。     ゴリラ「離してや!自分のっ…自分の息子が苦しんでるのにほっとけゆうんか!?」   シロ「…落ち着けやっ!!!」   シロブタの怒声が部屋に響いた。   シロ「今は一人にしといてやろや。…一人でゆっくり考える時間やって必要やろ?」   ゴリラ「…でも」   シロ「"でも"やない!スバやってTOKYO行ってから一人でがんばってきたんや!こんぐらいのことでどうにかなる男ちゃうやろ!?」   ゴリラ「っ…そう…やな。」   シロ「お前は今、病気治すことだけ考えとけばええねん。スバのことは俺がなんとかする!なっ?」   シロブタは優しくゴリラの肩を持って微笑んだ。   ゴリラ「すまんな。ありがとう。」   タツ「僕、スバ君探してくる。」   シロ「そうか。でも、今はそっとしといてやれ。何処におるかだけ確認したら帰ってき。」   タツ「おん。行ってくる。」        
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