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      タツ「そろそろ部屋戻るわ。」   スバ「え?あ、おん。」   タツ「2人共心配してると思うし。」   スバ「…おん。」   タツはスバにいつものゆったりした笑顔を向けた。   タツ「気持ち整理ついたら戻ってき?」   スバ「おん。」   タツ「ゆっくりとことん考えたらええねん。スバ君なら大丈夫や。」   スバ「…なんやねん。タツのくせに。」   タツ「ふふっ、じゃあ僕行きますわ。」   スバ「‥おん。」     タツは屋上から出ていった。     スバ(考えろ…かぁー、何考えたらいいねん。)   相変わらずの爽快な空は考えるなんてことを忘れさそうとする。   スバ(シロブタに…謝った方がいいんかなぁ。てか、タツまだ逢ったばっかりやのに自分でもびっくりするくらい人見知り無くなってる。いろいろ感謝せなな。)   カリッ   残っていた飴を噛み砕くと口の中にシュワーと甘酸っぱいサイダーの味広がる。   スバ「一回ちゃんとゴリラに聞いてみなアカンなぁ~。」   まだ少し長めの髪をかき上げ無言の空を眺めた。   スバ「俺はいったい何を求めてんのやろ。」   スバの独り言は何も無い空に吸い取られるようにスッと消えていった。        
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