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ゴリラ(ひな…この名前聞いたら思い出すわぁ、あいつんこと。でも…まさか、な。)
―スバ視点―
飴を食べ終ったスバはまだ口の中に残る甘い香りを感じていた。
スバ(小さい頃はすねたらよぉゴリラが飴くれてたなぁ~。)
最近はのど飴はよく舐めてたけど…久々の甘い飴は懐かしさを届ける。
同時にさっきの雛のことを思い出して自然と顔がほころぶ。
スバ(…あれ?)
ふと頭に浮かんだ男の人に違和感を覚えた。
雛を呼んでいた優しそうな男。
スバ(どっかで見たことあるような…。)
だか、すぐに自分の勘違いだと思い考えるのを辞めた。
スバ(とりあえず…気まずいけど戻らなな。こんなクヨクヨしてたらせっかくの男前が台無しやし!)
ゴリラ【くだらんことゆうなっ!】
どこからともなく浪花のツッコミ野郎の声が聞こえたがスバは立ち上がってゴリラ達のいる病室へ向かった。
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