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スバ「仕事のことすっかり忘れとったわ…。」
シャワーを済ませたスバが拗ねたような顔をしてタオル一枚で出てきた。
シロ「お前もまぁまぁ忙しいんやな。」
スバ「アホか、めっちゃ忙しいんや。」
シロ「………昔からそぉゆうとこ変わらへんな。」
スバはその言葉を無視して服を着替え始めた。
シロ「朝飯…いる?」
スバ「なに?作ってくれんの?」
シロ「パンでいい?」
スバ「朝はごはん!米!パンなんか外道じゃ!」
シロ「うるさんねん、じゃあどっかで食ってけ。」
ピンポーン...
ヤス「スバ君いる~?」
スバ「なんやチンパンジーか。」
ヤス「チンパンジーてゆうな!それより準備出来たん?」
スバ「おん。」
ヤス「ほな行こか。…て、あれ?シロブタさん?」
シロ「おん。」
ヤス「久し振りですね~。なんでおるんですか?」
シロ「おったらアカンのかい。」
ヤス「そんなこと言ってませんやんか!」
シロ「ゴリラが‥「おい!」」
ヤス「??ゴリラさんがどうかしたんですか?」
スバ「なんでもないわ。」
シロ「スバ?」
スバはシロブタを引っ張ってヤスから少し離れたところへ連れて来た。
スバ「いらんこと言わんでええねん。」
シロ「…へ?」
スバ「余計なことすんなってことや。…ほな、行ってくるわ。夕方にはゴリラんとこ行く。」
シロ「はいはい。」
スバはヤスの車に乗って仕事場へ向かった。
シロ(誰にも言わんつもりなんか?あいつ。)
スバを見つめるシロブタの目は少し心配そうだったがすぐに自分も支度を済せてゴリラの所へ向かった。
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