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タツも部屋から出ていった。
ゴリラ「アカンな…私。」
シロ「何がや?」
ゴリラ「スバに悪いことしてしもた。」
シロ「ゴリラ…心配すんな、スバなら大丈夫や。お前の子やろ!………で、何が心配なん(゚□゚)?」
ゴリラ「分かってなかったんかい!!お前は…どこっまでもアホやな。」
シロ「うるちゃい!」
ゴリラ「噛みよったで……ハァー」
―スバ視点―
その頃、俺はまだ病院の近くを歩いてた。
スバ(シロブタ、オトンちゃうかったんや。……俺のオトンって)
タツ「スバくぅーん!!」
スバ「タツ!?」
タツが走りながらこっちにきた。
タツ「スバ君待ってぇ!俺も一緒に行く。」
スバ「お、おん。」
俺はタツが隣に来たのを確認してまた歩き出す、その横をタツがついてくる。
タツ「スバ君さぁ…」
スバ「ん?」
タツ「シロブタのこと、オトンって思ってたんやろ?」
スバ「…まぁ、な。ちゃうかったけど。」
ハハッと笑ってみせる。
タツ「無理して笑うこと無いで。…いきなりあんなこと言われたら誰やってショックやろ。」
スバ「ありがとな。………なんか変やわ~今までシロブタなんかどうでもよかったのに。」
タツ「ふふっシロブタまた泣くで?」
スバ「どぉーでもえぇ。」
タツ「その調子やスバ君♪たとえシロブタがオトンやなくても今までの関係はあんま変わらんやろうし。」
スバ「まぁ…そうやろなぁ。タツのおかげでなんやスッキリしたわっ!おおきにな。」
タツ「それはよかった。」
スバ「……そういえば、タツは今までどうしてたんや?俺はゴリラと暮らしてたけどタツおらんかったし。」
タツ「あぁ~俺はバァチャンとこおった。ゴリラのオカンな。でも、スバ君がTOKYO行ってからはちょくちょくゴリラんとこにも行っててん。」
スバ「俺がTOKYO行ってから?それまたなんでや。」
タツ「さぁ、俺もよぉ分からんけど…ゴリラはゴリラなりに寂しかったんちゃう?」
スバ「…そっか。」
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