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「昨日はごめんね。
私も行きたかったんだけど……」
「外せない用事があったんでしょ?
しょうがないよ、また今度行こう」
こんな感じで、いつも桜花と合流してからは、散歩に付き合いながら何気無い雑談をする。
「じゃ、また後でね!」
「うん。じゃあ」
桜花の家の前で別れて、帰路に着く。
大体ここから走って3分弱のところに俺の家はある。
「ただいま」
「あら。おかえり~悠樹」
玄関で俺を迎えてくれたのは俺の母さん。少し天然でのほほんとした癒し系。
いつも笑顔で優しい、俺の自慢の母さんだ。
「早く汗流してきなさいよ?
もうご飯できてるからね~」
「うん」
俺は風呂場で汗が染みたジャージを脱ぎ捨て、シャワーで汗を流した。
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