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長く続く旅路に1人
傷付き倒れる若き青年
遥かな夢を目指して
歩いた彼はもう歩かない
もう疲れたんだ
夢を目指し歩くのが
もう嫌なんだ
障害という壁を壊すのが
もう無理なんだ
夢を手にするのは
もう良いんだ
俺は所詮ここまでさ
長く続く旅路にふと
1人誰かがやってきた
彼は青年に気付く
青年も彼に気付く
彼は青年に訪ねた
一体何をしてるんだい?
俺は歩くのをやめたんだ
何故歩くのをやめたんだい?
俺にはもう無理なんだ
一体何が無理なんだい?
遥か夢を目指すのが
どうしてもう無理なんだい?
青年には答えられない
諦めたらもう終わり
けれど君にはまだ力がある
君のその手は何のためにあるんだい?
俺のこの、ぼろぼろの手?
それは何かを掴むため、何かを手にするためにそこに在る
このぼろぼろの手が?
立ち上がれぬなら手を貸そう
迷ったならば知恵を貸そう
立ち止まるな青年よ
再び私と歩くのだ
何だか力が湧いてきた
旅路をともする相棒よ
名前を教えてくれないか
私は君、君は私
私の名は、『希望』
題名『希望』
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