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ガチャッ
「おまたせ。ちょっと手間取った…あっ!!」
部屋に入ってきた愛桜は私がいる位置に気付いて声を上げた。
「あ。ごめん。なんか気になって。でもまだ中見てn
「紅莉」
私の言葉をさえぎるようにして愛桜が言葉を発した。
なんとなく重い雰囲気を感じた私は、緊張しながらも返事を返した。
「なに?」
「話したいことがあるの」
「うん」
「実はね、私、紅莉に隠していたことがあるの」
「か、隠してた…こと?」
コクリと静かに、しかしはっきりと頷きながら、私にお茶を差し出してくれる愛桜。それを受け取りながら何を言われるんだろうと、私は変に緊張していた。
そして、愛桜は私に今日一番、ううん、たぶんこの一年でTOP3に入るだろう驚くべきことを口にした。
「落ち着いて聞いてね。
私、実はKaratのメンバーなの」
…………
………
……
…
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