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いったん言葉を切ってから愛桜は、すっと何かを決意したかのような眼をして私を見た。
そのやけに真剣な瞳に驚いた私は、愛桜の言葉を聞き逃してしまった。
「…………………………ってくれない?」
「へ?」
(しまった!!)
はっとして、愛桜を見やると愛桜はジッと真剣な目をして私を見ていた。
「愛桜、ごめん。もう一回言って」
「もうっ。ちゃんと聞いててよ」
「ごめん、ごめん」
「ハァ…じゃあ、もう一回だけ言うよ?」
「うん、お願い」
今度は耳を澄まして聴き逃すまいとじっと愛桜の顔を見た。
「紅莉にKaratの新メンバーとして加入してほしいんだけど…」
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