プロローグ

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どこからか歌が聞こえる… 彼女は耳を澄まし…歌を聞く。 「龍の因子を持つ者よ… そなたは力を持つが故に死を呼び寄せる… これは運命…決められたこと… 全ては巡り会い…異種は異種を呼び寄せる… 言霊無き者も巡り人を探す… 世界は廻る…ぐるぐると… しかし…真龍の呪が集まりし時、世界の理は……」 歌は途中で切れ…それっきり聞こえなくなった。 彼女はがっかりして揺れる自分の髪を触る。 吸い込まれそうな蒼髪… だが彼女は思った。
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