1人が本棚に入れています
本棚に追加
僕達は夕焼け空が終わっても
キャッチボールを続けていた
君はちょっと飽きた顔をした
ところが急に何か思い付いた顔をして
コントロールを無視したカーブを投げてきた
『おい!とれるわけないだろう!』と呆れながらも
必死に成ってボールをとった
『とれないと思ってた』と君は目を見開いて驚いてた
いつも君が僕に投げ掛けてくるのは
カーブのような
へそ曲がりな愚痴に
消える魔球のような
誰も敵わない優しさ
最初のコメントを投稿しよう!