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「「…えっ?」」
その言葉で涼もさっきまで怒っていた舞まで言葉を失った…
3人の間に重い沈黙がながれる…
「あっ…あのさ……」
涼が沈黙を破って口をひらいた
「…そのことをすこし「痛ってーな、あのやろー」
涼が女の子にはなった言葉は誰かに遮られた
涼が後ろをむくと、誰かか床に寝ていて、ちょうど起き上がるところだった
それは…隼人だった
「………何やってんだ…ひとん宅で……」
「あぁ、それはな…」
そう言うと隼人は立ち上がり涼にみみうちした
「なんかよ、あの女の子がかわいそうだから、ちとかばったらよ」
「………舞に邪魔だと殴られ現在に至る…だろ…」
「おっ、よくわかったな」
「そうなんだな、やっぱり」
涼と隼人はほぼ同時にため息をつく
すっかり、さっきの重い空気はなくなっていた
「…うぇっ…わたしの話聞いてくれない(泣」
そのことに女の子は泣きそうになっていた
「ごめん、ごめん」
「ぐすっ…」
「絶対聞くから、わるかった…」
涼がそう言うと女の子はにっこり笑って涙を手で拭った
でもすぐに、真剣な顔になって話だした
「まず、私は此処とは違う世界にいて、空間の歪みからここにきたの…」
『あっ…そのはなしは』
「だから、そんなのありえないって!!」
『予想的中ヒャッホー』
つまり、涼の予想どおり舞が口をはさんだのだった
女の子はチラチラと涼の方を見てくる…
『助けて…ってことだよな……まあ、当事者なんだし』
「なぁ舞…信じられないかもだけど本当なんだよ…実際みたしな…」
「……………………」
「……続けていいよ」
女の子は頷くと話を続けた
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