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涼は、3階建てのマンション寮の3階に住んでいる
涼は階段を降り、そして…本気ダッシュッ
しばらく走ると学校の近くまで来た
腕時計の針は8分44秒を指していた
「はぁ、はぁ…あとは…あの角を曲がれば…ダメだ限界」
涼は、この暑さの中での本気ダッシュで完全にへばっていた…
しかし、この角を曲がればすぐに校門があるのでもう歩いても間に合う
「あ~…しんどっ…」
バチン
不意に頭の上の方で激しい音がした
「…バチン?」
涼は音の原因を確かめるために上を向く…
そこには、ビーダマがとおるぐらいの穴が空いていた…
「…………はっ?」
涼が驚くのも無理はない…
雲ひとつない青空に、黒く穴が空いていてバチンッの音と共に大きくなっていた…
涼はただただそれを見つめていた…
バチンッ……バチンッ……バチンッ……バチン…バチバチ……………………
やがて音が止んだ…
穴は最終的に人が余裕で通れるほどの大きな穴が空いていた…
そして…
「~~~~~~~~!!」
なんか、穴の奥から声がした…
「!?…何だ何だ…」
涼は穴の奥に小さな緑色の点があるのに気付いた
だんだんと大きくなるところを見ると、こっちに近づいているようだ…
そして、声の主はそれだった…
「キャーーーーー!!」
「いっ!?」
その何か穴から出てきた…
穴は涼のすぐ真上にあったので涼は避けることができずにおしたおされた…
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