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「…………ん…」
暫くして自然と目が覚めた
トロンとした瞳で天井を見つめる
「……あれ…あたし…」
「寝ちゃってたんだ……」
そう独り言を呟いたつもりだった
「そうみたいだね」
背後から聞こえた声に瞳を見開き、起き上がった
「……椿っ…!!」
微笑みを浮かべて自分を見つめる椿がいた
「い、いらっしゃい!」
そんな椿を待ってたとばかりに迎える
「ごめんなさい…あたし、待ってるうちに寝て……」
そう言いながら窓を見るとすっかり日が落ちてしまった薄暗い空が視界に見えた
「………えっ……?」
風蓮は驚き、椿の顔を見る
「もしかして…あたしすっごく寝てた…?」
「そうみたいだね」
クスリと椿は可笑しそうに笑った
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