『ラストクリスマス』

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午後6時 2人は家を出て待ち合わせ場所であるKA4SUに向かった 「雪、止んだな」 「うん」 あれだけ降り続けていた雪はピタリと姿を消し、代わりに輝かんばかりの月が綺麗に夜空に浮かんで見えた 澄んだ空気が気持ちいい 「綺麗…今日は満月かな?」 「若干欠けてんじゃない?」 「えー満月だよ!」 「じゃあそういう事にしておいてやるよ」 「何よ、もー!」 小さなな言い争いを交えつつ、夜道をゆったりと歩いた
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