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楽しい時間は瞬く間に過ぎ、深夜3時を回るころ…
「さて、そろそろ切り上げるか…」
声にしたのは竹瑠だった
「そうだなぁ…眠くなってもきたし…」
「うわ、もう3時過ぎ?凄い居ついちゃってたんだねぇ!」
それぞれ身支度をし始める
そんな中、ふと竹瑠と千里の視線が重なった
暫く視線を通わせていたが、ふ、と竹瑠が微笑んだ
「――――っ」
その微笑みの裏側に秘めた秘密を千里は感じとった
千里が瞳を見開き、驚きを表していると竹瑠は一度だけ小さく頷いた
まるで、『さようなら』と…………
言われた気がした………
声にならない悲しみの波が押し寄せた
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