第二章 可憐

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 可憐は私の親友です。  可愛らしい女の子になる様にと、名付けられたそうですが、その名に相応しい、とても可愛らしい少女です。  一緒に歩いていると、よく男の人に声をかけられたりして…その度に、私の心は憎悪で満たされてしまいます。  私の大切な可憐に、穢らわしい男の人が寄ってくるなんて我慢出来ません。  私の可憐まで、穢されてしまう。  そんなの絶対許せない。
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