暴走運転上等‼

2/2
9人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
そしてT君は、N駅を過ぎた辺りから何かに気がついた。それはこの先に大きなカーブが連続することだ。現在のスピードは103キロ最低でもって65キロまではスピードを下げなければ脱線する可能性が高い。しかしスピードを下げずカーブに進入した。電車はすごく揺れ、傾き、騒音をたてながらナントか振り切った。だかカーブはまだ続く。次のカーブを通りぬけすぐH駅を通過、H駅はカーブとカーブに挟まれた駅のため普段の電車は時速30キロで通過してくところを時速98キロで通過‼これには客もビックリだ。駅自体がカーブしているため電車は車体とホームがあたって火花を飛び散らしながら通過した。やがて地下に入った。この先最も主要の駅N駅だ。モチロンN駅にいる客は次の電車が通過するとは誰も思ってない。だが係員に連絡が行っているためほうそで客に知らせた。やがてN駅に進入‼ただ今の時速87キロT君は少しブレーキをして時速を83キロに下げた。あまりかわらない。やがてN駅に電車の光が見えてきた。T君もさすがに人が多いことがわかっていたのでミュージックホーンと警笛を連発して通過した。その直後車体の下からガラガラガと音が鳴って急に速度が落ちた。T君はトンネルの中で一旦停車して窓から車体下をのぞくと普段真っ白な車体に赤い色がついていた。T君の頭にやな予感がした。慌てて外に降りて確認したらやはり手と首などが散乱していた。T君は頭が真っ白になった。さらに奥を見ると生々しい小腸が飛び出ていた。T君は慌てて走ってトンネルを抜けた。そして線路沿いに沿って走った。すると隣にはJ…線が走っていた。T君はJ…線にまっしぐらに走った。そこに留置してあった。特急車両に乗り込んだ。今のT君は思考能力がとにかく逃げることしか頭にない。T君は特急電車を動かそうとした。しかし…
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!