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「やっと補習終わった～」
放課後、誰も居ない廊下をあたしは早歩きで進んで行く。
見たいドラマがあるから早く帰らなきゃ。
その時のあたしは焦っていたのか、更に急いで廊下を歩いた時、曲がり角から人影が現れた。
「うわっ、ぶつかる！！」
突然のことで、急いでいた足が急に止まれるはずもなく、そのまま角から現れた人物にぶつかってしまう。
「………っ!」
「いたたた…急に飛び出すなんて危ないじゃないっ！！」
丁度、鼻の頭をぶつけてしまい、余りの痛さに手で鼻を押さえる。
そして、ぶつかってきた奴に抗議してやろうと視線をそいつに向けてみる。
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