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「そ、それならいいぞ」
恥ずかしいけど。
前からたまに一緒に寝てたがいつまでたっても慣れはしないのだ。
「じゃあ、どっちのベッドで寝る?」
「お兄ちゃんのベットぉ!」
飛鳥はバンザイのポーズをしながら言う。
うん、理性失いそうだわ。
数秒の煩悩との格闘を終え、飛鳥を連れて自分の部屋に戻った。
別にやましいことをしようってわけじゃないからな。
平常心、平常心。
「…」
ベッドに潜ると冬では離れがたい温かさがあった。
まぁ、今は夏なのでウザイ温かさだが…
「…」
その次になんかシャンプーのいい匂いとともに人の温もりがベッドの中に入ってきた。
きっと飛鳥が入ってきたのだろう。
「今日はありがと、お兄ちゃん」
飛鳥はそう言うがシャンプーのいい匂いに誘われ俺は眠りにつけないと思っていた今日の夜をあっさり眠りについて終わらせた。
途中、飛鳥がなにか言っていたが朦朧とした意識の中では聞き取ることはできなかった。
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