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こんな事が信じられるだろうか?目の前の美少女が、俺なんかを殺しに来てるんだぜ?
…………おっと、どうやら俺にはそんなくだらない事も考える余裕も無さそうだ。既に俺の後ろに回り込んでいるのだ。
その[少女]が。
「さようなら…」
体は少女とは思えぬ力でがっちりホールドされ、首の頸動脈をどこからともなく取り出したナイフで切られそうになる。
切られた瞬間、血のシャワー。
俺の人生、ジ・エンド。
だが、そこは俺。
そうならない為に華麗に少女の細腕を外そうとした。だが、計算違いの事が一つあった。
……この少女、外見からは分かんないけど、やたら胸があるんだよコンチクショウ。
当然、背中にソフトでビッグなマウンテンが当たってる訳で。
さらに、動こうとするとそれがフニュフニュするんですよね。いや、本当に。
で、少女の方も何か赤面してるしね。
俺はつい、この危機的な状況で頬が緩んでしまった。
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