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短い地下道を抜け
地下水園に着く。
シン「おはようございます」
ハナ「おはようございまーす」
「おう、おはよう」
カイさんだ。
40代くらいの男の人。
地下水園の主だ。
カイ「今日は、ﾊﾟｵの収穫の日だ。
頑張っておくれよ」
ﾊﾟｵとは、
林檎に似た果物。
その実は柔らかく
味は、桃に近い。
一つのツタに6個出来る。
カイ「シンは、俺と一緒に
ツタからﾊﾟｵを
切り採っておくれ。
ハナちゃんは、ﾊﾟｵを
このｶｺﾞに入れておくれ。」
僕らは作業に入る。
ﾊﾟｵのツタはとても固い。
頑丈なﾊｻﾐで、
ツタから切り採っていく。
力の要る作業だ。
ハナは、小さな手で
その切り採った実を
ｶｺﾞに入れていく。
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