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信じている。
だけど心の端っこで不安が少しだけ影を落とす。
あの温かさがずっと側にあることを疑わなかった。
『子供』だった。
涙こらえ唇をぎゅっと噛み強くなったと笑える様に。
どうかその手の体温が嘘ではないと教えてほしい。
優しい声で名前を呼んで私のこと置いていかないで。
『願い』『祈り』何度も叫んだ。
たけど声は届かない。
今はただ形は目に見えないけれど
いつだって私を見守ってくれる。
貴方の優しさが日溜まりに溶けて
幸せ逃げずにずっと側にいる。
気ずけない物が多すぎて
亡くした時にやっと解る。
ベッドの中でふざけて合って
貴方の腕で眠りたい。
いつかまた貴方と会えるその時は叩いて、笑って、髪を撫でて。
夢にでる傷の小さなこの場所で抱きしめてくれる日を待ってる。
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