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大きな森がある。
様々な魔物が多く出現すると言われているその森に、足を踏み入れる所か近付く者すらいない。
いるとすればそれは無知で愚かな旅人か、己の力を過信したやはり愚かな戦闘狂くらいのものだろう。
そんな森の中央。
少し拓けたその場所に、この森に似つかわしくない家が建っていた。
魔物の禍々しい魔力が充満しているこの森の中で、唯一その魔力に侵されないその家に、今ひとつの大きな力が近付いていた……。
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