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「慌てるな。
ちゃんと説明してやる」
落ち着きはらった様子で自分のペースを守るジルトを見て、クラウンは深呼吸をして聞く姿勢を整える。
「身体から離れた魂は自然とこの世界から離れる。
行き先は行った事なんか無いから知らないがな」
「じゃあなんでジルトはここに居られるの?」
もっともな質問にジルトはニヤリと笑って見せる。
「ここで出て来るのが魔力だ」
どこか楽しむ様なジルトの表情に釣られてクラウンの表情も明るくなる。
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