-2*出会いの理由-

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「体を動かすための力?」 クラウンは体力という字の通りに言うが、ジルトはそれで良いと言う様に頷く。 「体力は意識的に使うモノじゃないし、それくらいの認識で十分だな。 その体力を……例えばお前の体力を俺が使う事は出来るか?」 「出来ない」 「そうだ、出来ない」 ジルトの質問にクラウンは即答する。 おかげで話がテンポ良く進む。 「体力は自ら使う事は出来るが、外に出したり他人の体力に触れたりは出来ない。 でも魔力は出来る」  
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