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「体を動かすための力?」
クラウンは体力という字の通りに言うが、ジルトはそれで良いと言う様に頷く。
「体力は意識的に使うモノじゃないし、それくらいの認識で十分だな。
その体力を……例えばお前の体力を俺が使う事は出来るか?」
「出来ない」
「そうだ、出来ない」
ジルトの質問にクラウンは即答する。
おかげで話がテンポ良く進む。
「体力は自ら使う事は出来るが、外に出したり他人の体力に触れたりは出来ない。
でも魔力は出来る」
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