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「…………分かんない」
少し間を開けてクラウンは先程の問いに答える。
「なんか変な感じはするんだけ!!」
不意にクラウンがパッと目を開ける。
「どうした?」
「分かったかも……」
ジルトが軽く心配して声をかけると、クラウンは自らを疑う様な、少し弱々しい声で言う。
「核が見つかったか。
……どこだった?」
ジルトが尋ねると大きな深呼吸をして落ち着きを取り戻したクラウンが真っ直ぐにジルトを見て言う。
「ココ……」
クラウンが指差したのは身体の真ん中、生命の維持に最も重要な部分だった。
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