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修也「はい、連れてきました」
舞華「ありがとう修也さん。毎日ごめんなさいね」
俺は玄関まで星を運ぶと舞華さんの前で下ろした。
星は納得いかない様子でぶすくれていて。
俺のズボンを掴んで離さない。
舞華「ほら星、お礼言って帰りましょう」
星「………」
舞華「星ッ!ちゃんと挨拶して修也さんのズボン離しなさいっ」
星は舞華さんの言葉をすべて無視して俺の足にしがみつく。
これには流石の舞華さんも少し声のボリュームが上がった。
これも何時も繰り返されていること。
星は何故か家に帰りたくないらしい。
でも、その理由はいくら聞いても教えてくれない。
だから俺もそれ以上深入りしなかったんだ。
舞華「いい加減にしなさい!修也さんに迷惑かけないのっ!!」
星「嫌だっ!」
修也「あー…舞華さん落ち着いて下さい」
舞華さんは痺れを切らし、星を引き離しに入った。
それでも星は決して離れない。
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