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時間がたつにつれ、舞華さんが次第に時計を気にし始めた。
修也「舞華さん…この後なにかあるんですか??」
いつまでも俺の足から離れない星の頭を軽く撫でながら聞く。
すると舞華さんは困ったように眉を下げた。
舞華「実は…5時に友達が家にくるんです」
5時。
携帯のサブ画面を見れば時刻は4時56分で。
あと4分か…。
修也「舞華さん、良かったらまだ星預かってましょうか??」
舞華「え…でも、そんな…」
修也「大丈夫ですって。どうせ俺暇ですから」
そう言えば舞華さんは
「じゃあ…」
と軽く頭を下げた。
舞華「お願いします。あっ、7時には迎えきますからっ」
そして舞華さんは急いで部屋に戻った。
すると俺の足にしがみついていた星の手から力が抜けた。
修也「星、お前も母ちゃんに迷惑かけちゃ駄目だろ??」
星「……」
一応注意しようとしゃがみ込む。
それでも星は珍しいほど大人しくて。
…悪いもんでも食ったか??
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