第一章 -01-

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修也「準備できたか??」 星「ばっちり!!」 修也「じゃあ行くぞ」 玄関で靴を履いていた星が外に出たのを確認すれば家の鍵を閉める。 星はいつの間にか小さめのリュックをしょっていた。 修也「なんだよ、それ??」 星「これ??ひみつー!」 気になったから星に聞いてみれば、星は楽しそうに笑った。 まぁ…お菓子とか飲み物が入ってんだろ。 星はどこに行くにも遠足気分の奴だし。 修也「卵買うくらいだから…近くのスーパーでいいか」 星「嫌だっ!!俺"あそこ"行きたい!!」 修也「えー…だって遠いし歩くようだろ??」 星「絶対"あそこ"がいい!!」 星がどうしても、と聞かないので仕方なく星の言うとおりに。 因みに"あそこ"っていうのは小さめのデパート。 デパートでは毎日ヒーローショーとかやってるから星は好きらしい。 俺にとっては歩く価値のないくだらないショーだけど。 やっぱそういうのが好きな星はガキだな、うん。 改めて納得する瞬間でもあったりする。
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