第一章 -01-

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修也「あのな星…俺はバイト探しで忙しいんだよ。分かるか??」 星「分かる。面接おちたからまた新しいバイト探すんだろ??」 …分かってるじゃないか。 とげのある言い方だけど。 修也「分かってるなら帰れよ。バイト決まるまで遊べないから」 星「えー…」 修也「えー…じゃなくて」 まぁバイトが決まったら遊んでやれる時間がなくなるけど。 遠回しに 「もう遊ばない」 と言ってるようなもんだ。 それでも星は一向に帰る気配を見せない。 修也「星…」 星「なに??」 修也「勝手に菓子を食い散らかすなっ!!」 ちょっと目を離せば何時もこんな調子。 勝手に菓子食うわ、冷蔵庫漁るわ。 一体誰ん家だと思ってんだ、このガキ。
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