第一章 -01-

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引っかかると言えばまだある。 この間一緒に風呂に入った時に見つけた無数の傷。 背中や腹部、太股など数ヶ所に擦り傷や打撲のような痣があった。 どうしたんだって聞いたら 「遊んでたら転んだ」 って星は笑ったからその時は納得したけど…。 今考えれば転んだぐらいじゃ彼処まで酷い傷は出来ないと思う。 友達と喧嘩でもしたか?? それとも…… ピンポーン- 少し考えてたらインターホンが押された。 修也「はいはい」 ドアを開けるとそこには見慣れた女性が立っていた。 腰までの長い黒髪と整った顔立ち。 これぞまさしく大和撫子というような女性。 ??「こんにちわ修也さん。星、お邪魔してません??」 修也「居ますよ。呼んできますね」 この人は俺の隣人… 星の母親の舞華(まいか)さん。 もう一つ。 俺が気になっている事。 それは舞華さんと星の関係。
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