第一章 -01-

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舞華さんは色白美人でこの辺では有名。 星も「綺麗なお母さんで良いわね」とよく言われている。 修也「星っ!お母さん迎えきたぞ」 ここからが問題。 普通の小学生ならお母さんが迎えに来れば喜んで駆け出すと思う。 でも星は喜ぶどころか反応すら示さない。 修也「ほら星ッ」 星「やだッ!離せーっ!!」 座ったまま動こうとしない星を無理やり立たせる。 それでも星はじたばた暴れて自分の足で立とうとしない。 全く… 星はあんな美人お母さんの何が気に入らないのか。 全然分からない。 修也「仕方ねぇな…」 とりあえず強行手段しかない。 って事で、俺は星を担ぐと玄関まで運んだ。 星「やだやだやだッ!!離せよっ!」 星が俺の頭を数回叩いたけど気にしない。 正確に言えば気にしつつも我慢してる。
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