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「お母さん?」
私は嫌な予感がして
思いきって母に聞いた。
「私…病気なの…??ねぇ?」
お母さんは静かに口を開いた。
「また今度念のために
病院でその後の体調聞くんだって!
美咲は病気なんかじゃないのよ?」
お母さんは嘘を付くとき必ず笑うんだ。
心配かけないようにしてるつもりかもしれないけれど、私にはかえって不安になるんだよ。
きっと重い病気なんだ。
私も何気無くそれには気がついていた。
病気だってことを
辛い闘病生活になることを。
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