天国までの階段

異変

私は着替え､運動場へ急いだ。

｢木村～遅いぞ！もう少し早くこい！！｣

｢すいません…ごめんなさい…｣

やばい…どうしたんだろ…
足元がフラつく｡
目も回るし、どうしたんだろ…

｢次！木村ぁ！｣

｢…はぃ……｣

今日の体育は跳び箱を飛ばないといけなかった｡

美咲は助走し､思いきり跳び台を踏み、

跳んだ。

ガシャーーン！！

体が…少し浮いた気がした。