第1章:入学

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試験勉強を終わらせ、俺は今校門の前にいる。痛椙流男(いたすぎ るお)、この痛杉学園の生徒になる。 「ふふっここは強者が山程いるそうだが…俺に敵う者はいないだろう」 目を隠す様に巻かれた包帯を、そっと触りながら言った。 周りを見ると同じ様に何かを言っている者が沢山いた。 「さて行くか」 自分では格好良く歩いているつもりらしいが、他人から見ればフニャフニャとだらし無く歩いているだけに見える。
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