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「やめろ流男!」
人混みを掻き分けて来たのは、小学生の時からの友、痛左 真九守(いたさ まくす)だった。
「ハハハハハ!」
「流男!正気に戻れ!!!」そう言い取り出したのは、お経が書かれた(手書き)袋だった。
その中から薬(ミン●ス)を出し、流男の口に入れる。
「ハァッ…ハァッ……真九守…か…」
「やっと正気に戻ったか」
やれやれのポーズをとりながら、溜め息をつく。
「また迷惑…かけたな…」
「何言ってんだよ!俺とお前は友であり、先祖の言葉を守り抜いている使い魔と主だろう?」
二人の設定では、流男の先祖が使い魔だった、真九守の先祖が流男先祖の主だったという事だ。
使い魔の血を受け継いでいる流男は、時々悪の力に呑まれてしまう。だから今は真九守が先祖の代わりになり、メント…失礼、薬を流男に飲ませているのだ。
使い魔が悪て(笑)
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