私たちの学園生活

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言葉にならない言葉、ただ頷くしか無かった。 それぞれの思惑が入り乱れている学校、これから何が起きるのか神様でもわかるかどうか。 ~*~ *「はぁ…死神見ちゃったよ、また誰か死ぬのか」 黒田新一(クロダシンイチ)、赤点ギリギリで入学したわりとイケメンの見えないものとかが見える人。 新一「朝から自殺したOLがまとわり憑くし、放課後の道のど真ん中で人外少女発見しちゃうし…不幸だ」 *「たす…けて、お願い…」 人は頭に金の輪を着けて羽がある生き物を天使と呼ぶ、天使は幸運を運ぶと言うがそうでも無さそうだ。 新一「とりあえずこの哀れな霊を成仏させたらな、それが無けりゃ交渉決裂だ」 *「ハァ…ハァ…、わかった……ハァ…迷える霊を闇に葬れ」 それは本当に天使なのか、首から下げたバッグに入っていた拳銃の銃口を霊に向けて引き金を引く。 *「これで…ハァ…ハァ……良いですか?」 新一「………………!?」 それから何を見たのか思い出したく無かった、何も喋らず何も考えずに家まで抱えて行った。 しばらく考えておきたかった、昔のあの頃の事を。
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