午前1時

2/2

0人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
昔好きだったという 両切り煙草 代わりに 紫の線香 小さく分かれて しまったあなたに それをとどめる術はない 飲んでは語り語っては飲んでいたという ウィスキー 琥白色のそれ 今や白い粒子となったあなたはさらさら と濾過 していくのでしょう 久々の細い煙を飲みながら 私の知らないあなたになった あなたは永遠に沈黙する
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加