高校デビュー

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(やっばぁぁ。通れへんやん・・・) 竜司は冷や汗が背中に流れたのがわかった。 「すいません・・。」 竜司はいい方法がわからなかったので勝負にでた ・・・・・・・・が、 「あ?」 (・・・・・・死んだ) 一番ちかくに座ってた赤髪が睨んできた。 「あの・・通りたいんですけど・・」 竜司はびびって震えるとおりこして固まっていた。 「聞こえんねん!はっきりしゃべれや!」 また赤髪。 (やっべぇ・・初めてやんこんな場面。) それもそのはず竜司は中学まで野球しかしてなかったからである。 「おいこいつびびっとんちゃん」 一番端っこにすわってるチビが笑いながらいった 「入学式なんで・・」 「あ?そんなん俺ら関係ないねん」 そりゃそうだ。入学式するのは一年生だけである。 「ま、いいや金だせや」 一人だけ黙ってたやつがいきなり口をひらいた。 「・・・もってないです」 竜司は今一円ももってない 「ほんまか?」 「はい」 「しね」
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