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ニヒル……ごめんね……辛いね
「でもね……昨日からは違ったの……なんだかね……
殺すのも死ぬのも羨ましいって思っちゃうの……」
「ニヒル?」
「あのね……ダイゴに合って
あたし……本当にお父さんは、お母さんを
愛してたんだなって解るようになった。」
「ニヒル?」
「だから、ダイゴ……
もう此処に来ちゃ駄目だよ…………」
「ニヒル?」
「こんなあたし嫌いでしょ?だって、好きな人殺したくなっちゃうんだよ?」
「俺は、ニヒルがニヒルなら殺されてもいいよ?」
「ダイゴは優しいね……でも、
あたしが殺したくない……だから、ね?お願い……」
泣かないで?ニヒル、泣かないで?
「ニヒルが泣かないなら……もう来ないよ…?」
「ありがと……」
ニヒルが俺から離れる
。
ニヒルとの間に距離ができる。
「それじゃ……あたし帰るわ…」
「うん……」
「バイバイ……大悟……」
そして俺とニヒルは別れた。
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