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昌士君は、気が利く紳士で私はすっかり彼に頼っている。年下って思わせたくないから気を配ってくれてるみたい。歳なんて関係ないのかな?
「真癒?彼氏と映画観に来たのか?」
「笠木さん!?偶然ですね💦今日は、仕事休みなんですか?」
「休みっていうか、映画の鑑賞券渡されて観てこいって言われたんだ。で、雑誌に観た感想書けって編集長からの命令で此処に来たってわけさ。」
「そうなんですか…いい記事書けるといいですね?😃」
「そうだな😃真癒、俺と一緒に映画観ないか?お前が観た感想も聞きたいんだ。自分の意見を書くより他の人の目から観た感想も大事だと思うんだ。」
「…私、一人で来た訳じゃないんですけど😓」
「真癒ちゃん、チケット取れたよ😃あれ?そちらの人は?」
昌士君が、爽やかな笑顔で私に映画の入場券を渡してくれた。私は、何故か焦る。それは…
「何だ?やっぱり彼氏と一緒だったのか…真癒、感想はメールでいいからちゃんと連絡しろよ?😁」
「はい💦」
笠木さんは、そう言うと映画館に入って行った。三人一緒で観ても良かったかな?😓でも、指定席だから無理ね。
「真癒ちゃん、あの人も元彼なのかい?」
「ううん、笠木さんは私が前に働いてた会社の雑誌記者よ😃新人研修で私に仕事を教えてくれる人だったの。だから、頼れる先輩で年上の男友達かな?」
「そうなんだ。真癒ちゃんとあの人が仲良くしてたからいい仲じゃないかって思ったよ。それに、真癒ちゃんは年上がいいみたいだね😓」
「偶然よ!昌士君と悠樹君が歳なんて関係ないって言ってくれて私は安心したの。考え方も少しは変わったつもりよ?」
「じゃあ、僕も悠樹も年下扱いしないね?😃真癒ちゃんは、僕に遠慮しないで任せてくれるといいんだよ🎵」
「ありがとう、昌士君😃悠樹君もそうして欲しかったんだよね?」
「大好きな人に頼られると嬉しいからね😃悠樹も僕も真癒ちゃんの事大好きだからいつだって頼って欲しいんだ。」
また、恥ずかしい事を笑顔で言うんだから。でも、私はそれに答えられないんだよ。私は…
「真癒ちゃん、映画始まるから行こう!」
「うん💦」
昌士君に手を繋がれて恥ずかしかった。でも、その繋がれてる手が熱かった。昌士君は、私を好きだっていってくれるのに私は、その気持ちに答えられない。だって、私は昌士君じゃない人が好きだから。だから、昌士君か好きな気持ちが手から伝わってきて胸が苦しい。
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