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それから、私にでも分かるように商談の事を淡々と喋るイケメン営業青年…名前は、深上昌士さん。
真面目で優しくて笑顔がたまらない。癒し系紳士…
「錐矢さん、今の話で分からない所があったら言って下さいね?😃」
「はい。深上さんの話聞いてると営業担当じゃない私でも分かりますよ😃親切な営業担当の方で助かります。」
「いえ、これは普通ですよ。でも、錐矢さんにそう言って頂けると私も此処に来た甲斐がありますね😃」
商談の時でも笑顔で爽やかで、仕事に真面目…深上さんて素敵な人だなぁ💓なんて心の中ではだらしない私がいる(笑)
「私は、あくまでも営業の郁品さんの代わりですからただ話を聞いて印を押すだけですよ。でも、私深上さんみたいな素敵な営業さんに会えて良かっ…!?」
彼の深みにはまり、ついに私は本音が出てしまった。我に返りまたもや赤面状態。
「錐矢さん?」
「あっ…すみません💦さっきの事は忘れて下さい!何でもないですから。」
「それって、私に会えて良かったって事ですか?」
「それです。でも、私変な事言っちゃったみたいで恥ずかしいです💦」
「変な事ですか?じゃあ、錐矢さんは私…僕に会えた事はよくないって事になりますよね?」
「それは、違うんです💦その…思ってる事が素直に言葉に出てしまって…深上さんを不愉快にするつもりは無かったんですが…」
混乱する私。我ながら恥ずかしいし情けない。取り乱す私を見て深上さんは微笑した。あの爽やかな笑顔で。
「気にしてませんよ😃錐矢さんは、自分の気持ちに正直な女性なんですね?でも、恥ずかしがる必要はないんですよ。僕は、錐矢さんに褒めて頂けて嬉しかったです。」
「私…普段は、こんなドジをしないのにテンパルと取り乱してしまって、深上さんの前でドジばかりで恥ずかしいです😓」
「そんな事ないですよ😃錐矢さんの噂は、僕の会社でも聞いて知っていますが、ドジな一面を持った錐矢さんを見せてくれて嬉しいです。可愛いじゃないですか?」
「可愛いって…」
最強の殺し文句…私は、深上さんの可愛いの言葉を聞きその場で倒れてしまった。最悪のパターン。
「錐矢さん!?」
その後、私は慌てた深上さんに抱き抱えられ社員に聞いて休憩室のソファーに寝かされたらしい。その様子に社員一同は驚きを隠せなかったとか?
「ん…あれ?此処は…」
「気がついたみたいで良かった😃錐矢さん、倒れてビックリしたよ。」
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