刺し魔

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高校2年の俺。 悲しいことに6時間目の途中に無性に腹が痛くなってきた。 授業もあと20分ほどで終了なんだけども、体中から血の気がサーッと引いてくのがわかる。 どうやら我慢の限界らしい。 冷や汗が額から頬を伝い机に落ちたとき、俺はトイレに行くことにした。 いつもトイレを理由に授業をサボっていた俺の言うことも、先生は俺の紫に変色した唇を見て信じれると判断したんだろう。 普段はなかなかおりない許可も、今日はすぐにもらえた。 そして俺は文字通りトイレに駆け込んだ。 苦しみからの解放。 まるで go to heaven 俺は満足げに処理を済ますと、ふとどこかから俺に向けられる視線を感じた。 ふと見上げると、隣の個室から隔たりをよじ登り俺をニタニタと見下ろすオッサンがいた。
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