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1582
Kside
A『………かぁぁぁずぅぅぅやぁぁぁぁ❗』
椅子に座ってウトウトしていたらソファーに座って音楽を聴いていたであろう愛しい恋人から大声で呼ばれた。
正直眠くて行く気になれない俺はその場から恋人よりも大声とは言えないけど大声で返事した。
K『なぁにぃ?』
昨日の夜は誰かさんの所為で寝不足、今日は朝8時から撮影というハードスケジュール。
そんな中叫ぶのはやめてほしい。
なんでウトウトできるのかって?
機材が壊れたらしい。
A『いいからこっちこい』
低い声で叫ばれれば恐る恐る恋人の顔を見る俺。
ん?なんか怒ってる…
行きたくない。
俺らが叫んでる理由はこうきが大音量で曲聞いてるんだ。
他のメンバーは寝てたりゲームしたり大音量で曲聴いてたり。
呼んでも来ない俺にムカついたのか、明らかに怒ってる顔で恋人は近づいて来た。
最初からくればいいのに…
A『かずや』
耳元でささやかれるその低い声。正直いってこの声好き。
K『ん➰?』
眠い俺は半分夢の中。
A『なにあの音』
いきなり訳がわからない事を言われて軽いパニック。
音?こうきの大音量の事?
A『なぁ聞いてんだけど』
もっと低くなる声は相当キレてらっしゃる証。
そろそろヤバい。
K『音?』
A『1582』
K『へっ?』
突然ソロ曲の名前をだされてマヌケな声がでた。
どうやら俺のソロ曲の話をしてるらしい。
でも1582に変な音なんて入ってたっけ?
わからないという顔をしていると盛大なため息が聞こえた。
A『あのピチャとかクチュとかハァとかだょ❗誰の舐めてるのかハケ❗❗』
あぁ➰その事か➰
あれは俺らの行為の時に枕に忍ばせといたボイスレコーダーの音を編集して録音したやつ。なんて言えるはずもなくて…そんな事考えてたら顔が熱くなったのを感じた。
A『なに赤くなってんだよ❗』
U『うるさい』
たっちゃんご機嫌斜め。
A『あぁ?』
売り言葉に買い言葉。
U『うるさいっつてんの❗イチャイチャすんならいえ帰ればかにし❗』
A『てめぇには関係ないだろ❗』
こういうことは俺じゃなくてなかまるの仕事。
N『二人とも落ち着けって❗』
今流れてる曲は聞こえてないみたい。
サムライ・ラブ・アタック
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