勘違い?それとも…

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きっと聞こえてたら怒りの矛先はたぐちにまっしぐら。 険悪ムードの中たぐちの次にKYな彼が来た ガチャ マネ『お前ら帰っていいぞ❗❗』 そぅ、俺らのマネージャー。 一瞬でこの雰囲気がわかったのか顔をしかめた。 マネ『お前らまた喧嘩?』 A『見てわかんねぇの?』 最高潮にキレてる俺の恋人。 N『てかなんで帰っていぃわけ?』 マネ『あぁ❗機材なおんないらしいからまた後日だって❗』 A『カメかえんぞ』 グラッ 目の前にいたのがマネからしかめっ面のたっちゃんに変わった。 じんに担がれてる。 そのまんま歩き出すじん。 K『おーろーせー❗❗』 A『騒いでっとこの場でおかす』 K『………ッ』 たっちゃんの顔を見ると呆れ顔で俺に手降ってる。 助けてと目で訴えたが無理だった。 次に目の前に現れたのは意味がわかんないという顔してるマネ。 マネは俺たちがつきあってんの知らないからなぁ。 あーだこーだ考えてたらいつの間にか駐車場に着いてた。 助手席にそっと降ろされビックリしてじんの顔を見ると情けない顔をしていた。 A『……ごめんな』 バタン K『ふぇっ?』 ガチャ A『なんて声出してんだょ(笑)』 K『あっ…あのね?あの音ね…じんの音だょ ?』 A『へっ?』 K『だから……じんの音。こないだの夜に……その……シタときに……ボイスレコーダーで……録音したやつをへ編集して録音したの』 本当の事を言った恥ずかしさでうつむいてるとじんが静かになった 顔みたら真っ赤な顔してる。耳まで真っ赤。 A『じゃぁおれ自分に嫉妬してたの?』 ぅん。そうだょ。 K『ちゃんと言えばよかったね』 A『いやでも俺嬉しい。だってかずやのソロ曲に俺が出てるわけでしょ?』 K『ぅん』 A『ありがとうな』 やけに素直な彼。 愛しい彼の運転姿。 自分だと気づかないで嫉妬してくれた恋人。 俺はきっと一生この愛しい恋人から離れられないみたい。 エンド
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